コラム

2024.07.11

食の向こう側


昨今、SNSの急速な発達により、多くの人々がこれらのサービスを利用しています。
SNSを活用して、プライベートを紹介する著名人や、集客を行う企業がある一方で、承認欲求から、迷惑行為を行う人々も多く存在します。

◎注目を集めるための迷惑行為
コロナ禍により、感染リスクの高まる条件について、世の中がより敏感であった時期―
飲食店において、商品に唾をつける、使用済みの箸を未使用の箸入れに戻すといった行為が、大きな話題となりました。
SNSの普及により、これらの行為は一気に拡散。当事者は軽い気持ちで行った事でも、多くの方々が被害を受けました。
また、投稿されてはいないものの、中には隠れた迷惑行為も存在しています。
拡散を狙い、人気店でメニューの撮影をするだけで、料理には手を付けずにお店を去るー

 
  食べ物の写真を撮る人

こうした行動もまた、多くの方々を傷つけてしまっているのです。
◎お金を払っていれば消費者の勝手なのか?
あるお店では、上記のようなお客を注意すると、
「お金を払っているんだから、どうしようとこっちの勝手でしょ」-
このような答えが返ってきたといいます。
本当にそうでしょうか?お金を払えば何をしてもいいのでしょうか?

これまでも綴ってきましたが、目の前にある食べ物は、あなたの前に存在している、そのシーンだけが切り取られて、そこにあるのではありません。
汗水垂らして、一生懸命、食材に命を吹き込んだ人がいます。
あなたの元に届けてくれた人がいます。
あなたの喜ぶ顔を想像しながら、おいしく作ってくれた人がいます。
魚皿に魚料理を持つ男

それであるにもかかわらず、そもそも食べてもらう事すらできなければ、とても虚しく感じます。


◎食を大切にすることは心を豊かにする
食べ物を無駄にすることは、大切な命やそこに携わる人々の想いを軽んじるということに他なりません。

 
  Japanese farmers harvesting rice

どうかこれを読んでいる皆さんには、食の向こう側が見える人になってほしいと願います。生産者側も消費者側も、食を通して、互いにその向こう側に寄り添うことができれば、豊かな心が優しい社会をつくっていくことでしょう。

 

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