食を共に
忙しい年度末・年度初めを終え、ひと段落つく頃―
厳寒の冬を越え、あたたかな日差しの中で、悠々と咲いたきれいな桜も、あっという間に散ってしまい、新緑が芽吹く季節となりました。
今回は「食を共にする」をテーマにお話させていただきます。
◎こ食
皆さんは、「こ食」という言葉を耳にした事がありますか?
個食:それぞれが別々の料理を食べること
孤食:1人で食べること
枯食:栄養バランスが崩れた食事、またはそれを食すること
このように、“こ”の部分には様々な漢字が当てはまり、いろいろな“こ食”があります。
今回は、孤食について取り上げます。
コロナ禍により、外出制限、リモートワークの促進等々、外出の機会が減り、人と接することも少ない期間が長く続きました。
これに伴い、誰かと食を共にする機会も激減したのではないでしょうか。
一人暮らしの方であればなおさら、この、孤食状態だったと思います。
孤食の場合、スマホを触りながら、仕事をしながら、など、食事を楽しむのではなく、作業として済ませてしまうー
こういった方が多いのではないかと思います。
◎食を共にする
マスクの着用が自己判断に委ねられるなど、コロナにまつわる様々な制限の緩和により、コロナ前の日常生活に戻りつつあります。
気候も暖かくなってきたので、ぜひ誰かと食事を共にする機会を作ってみてはいかがでしょうか。
人と話す事でリフレッシュにもなり、誰かと食べることにより、おいしさが増します。
おいしさとは、単に味のみからできているのではなく、色、食感、温度、空腹度、雰囲気、場所、環境など、様々な要因によって構成されています。
どんな一流シェフがつくる最高級のお料理でも、1人で食べるより、誰かと食べた方が、各段においしくなり、また思い出としても記憶に残ります。
食を通じて、関わる全ての人を幸せにしますー
弊社が運営する食堂も、そのような場として、温かいお食事と共に、皆さんにとって、癒しや和楽の場を提供できたらなと思います。
しっかり感染対策はしつつ、可能な範囲で、誰かと食を共にし、心も体もリフレッシュさせて、素敵な時間をお過ごしくださいね。